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今の仕事環境に満足していますか?デンマーク人に学ぶ世界一幸せな国の働き方

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ふと日々の生活の中で、最近忙し過ぎて、もう仕事が嫌になりそう!と思う時はありませんか?

幸福度世界一を誇る、北欧の王国デンマーク。

「ゆりかごから墓場まで」を現実のものとした、大変優遇された福祉で有名な国です。

国連が発表する「世界幸福度報告書」にて、何度も幸福な国ランキング第1位に選ばれていて、デンマーク人に生まれる事はまるで宝くじに当選するような物、といった言葉まであるほど。

果たしてそんな国の人々は、本当に幸せなのでしょうか?

それを調査・体感すべく、実際に現地で生活してみた筆者が見た、デンマーク人の働き方や彼らの哲学を、勤勉世界一の日本人の仕事に対する考え方と比較しながらお伝えしいたいと思います。

ところでデンマークってどこにあるの?

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人口約560万人の北欧の国、デンマーク。

名前は聞いた事があるけど、はっきりとどこにあるのかわからない、なんて人が多いのではないでしょうか?

デンマークは、ドイツの上に陸続きで国境を接し、ノルウェーとスウェーデンの下に位置しています。世界的にも珍しく、大陸に国土がありながらも海に囲まれた島にその首都、コペンハーゲンがあります。

緯度が高いだけではなく、強い風が吹きすさぶ北海に面しているため、冬の寒さはかなり厳しく、また夏の長い日照時間とは一転し冬は日が短かくなり、暗くどんよりとした天気がつづきます。

そんな地理的理由があってか、デンマーク人は家でのプライベートの時間をとっても大切にしているため、美しい洗練された北欧デザインが生まれた背景もここに見られます。

税金が高いって言うけど、実際にはどれくらい?

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北欧の国と聞いてまず思い浮かぶのが、その税金の高さ。

デンマークの消費税は、なんと25%。そして働いた分徴収される所得税は、驚きの60%
(収入により異なりますが、一般的年収であっても55%)

お給料の半分以上を持っていかれるとは、恐るべし高税率ですね。
(車に関しては、新車を購入するとなんと280%!!!)

こんなに税金が高くて、それでいてデンマーク人がその制度に満足しているのはなぜかと言うと、透明度の高い行政と、福祉として還ってくることが実感出来る様々なシステムが存在しているからなんです。例えば以下の3点が代表的なものになります。

教育費

デンマークでは、小学校から大学まで無料で学校に通う事が出来るんです。

日本のように、大学卒業後に何年にも渡って奨学金ローンを払い続けるようなシステムとは大違いですね。

それでいて、18歳以上の一人暮らしの学生には、国から生活費の補助を名目として月額約10万円前後の補助金が支給されます。

そんな恵まれた待遇下なので、日本の学生で良くありがちなアルバイトに忙しくて学業そっちのけ、なんてことはまずないでしょう。

医療費

なんとデンマークでは、私のように一時的にビザを取得して住んでいた外国人にですら、無料で医療が提供されます。

念の為、渡航前に海外旅行保険をつけて滞在時のいざという時に備えてはいたのですが、結局デンマークでそれを使う機会は全く訪れませんでした。

なぜなら、ちょっとした風邪程度の不調ならお医者さんにタダで見てもらえたから。

デンマーク国民であれば自動的に医療サービス無料という特典がついてきますので、医療費は愚か健康保険の支払いの心配をする必要は一切ありません。
羨ましいですね。

出産&介護にかかる費用

そして極めつけは、介護費用。

介護に関わる福祉サービスは全て国の傘下で、民間が手出しする事は出来ません。

つまり、国の税金によって介護が賄われているので、デイケアサービスや老人ホームに老いた親を預ける為お金をかける、という日本のような概念は存在しないのです。

国からヘルパーさんが自宅に派遣される為、子供が親の介護に付きっきりになるといった家庭もありません。

介護だけではなく、出産にかかる費用も全て国が負担してくれますので、子供を産み育てる事に金銭的な心配はほぼ無いに等しいのです。

どんな働き方をしているの?

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労働時間

デンマークでは、週の労働時間が37時間までとほとんどの企業が定めています。

週末を休日に当てたとしてその労働時間を1日に換算すると、平均7時間労働

プライベートでの時間やリラックスにあてる時間をとても重要視しているデンマーク人にとって、残業などもってのほか。定時で帰る人が大多数なのです。

さらに、年間最高5週間の有給休暇が法律で定められているので、夏の休暇には1ヶ月近くまるまるバケーションに当てることだってできます。

女性の社会進出率

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近頃の日本では、小さな子供を預けられるような保育園などの施設に空きがなかったりして、働きたくても社会に戻れない女性が増えていることが問題になっていますよね。

デンマークでは産休期間中の所得が100%保証され、家庭保育と呼ばれる、自宅保育園ならぬ、個人が自宅を保育施設として0歳から子供を預かるサービスが普及していてます。

そういった施設の利用にかかる費用の3分の2を国が負担してくれるので、保育施設に空きが無いという問題もなければ、それらにかかる費用も抑えられるので安心して働きに出られるのです。

そんな背景から、デンマークの成人女性の社会進出率は70%を優に超えています。

(余談ですが、男女平等の風潮の中から、デンマーク人の女性は男性と同じくらい収入があって自立している人も多いため、彼女達を経済的・社会的に上回る事の出来ない男性達、もしくは男性的な強さを持ち合わせたデンマーク人女性たちに魅力を感じらないといった理由から、タイ人を中心に、男性を敬ってくれるようなアジア人女性を結婚相手に選ぶ男性が年々増えています。)

失業対策

日本の場合、失業保険は会社都合でない限りは3ヶ月間、その額は現役時代に比べるとガクッと下がってしまいますが、デンマークでは4年間、そして現役時代の90%もの額が保証されるのです。

こんな好待遇があってか、30歳を超えていても銀行残高ゼロ、今無職だし、貯金も無いけど不安無し!なんて人も多く居るのです。

仕事とプライベートを完璧に分けるデンマーク人

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デンマーク人にとって、仕事とプライベートの比重は圧倒的にプライベートが上
そのため、極力仕事には時間をかけないよう効率的に作業が進む工夫をしているので、無駄がありません。

私が現地で一つ驚いた出来事が、お昼の休憩中に個人の携帯にかかってきた仕事の電話対して、

「今はランチタイムだから仕事の時間じゃないの、わたしのプライベートを邪魔しないで」

と電話を完全放置した事務スタッフさん。

周りで一緒に食事をしていたデンマーク人達は

「そうだそうだ、正しい、出る必要は無い」

と一同皆賛同。

日本人の私にしたら、休憩中であろうが就業日であれば何か緊急の電話なんじゃないか、と対応しなければいけない義務感にかられ、見てみないフリ等出来ません。

たとえ休日でも、日本人ならほとんどの人が対応してしまうと思います。

この仕事とプライベートの境界線をはっきりとさせる態度に、日本人との違いを大きく痛感しました。

日本の働き方を問う

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日本の社会では、自分の仕事が終わっても周りが残業していれば一人だけ早く帰る、なんてことはかなり気が引ける物です。

「周りがみんなやっているから自分も」

といった風潮が強いのが日本人の特徴の一つですよね。

中には、残業して自分の時間を削ってまで仕事に打ち込む姿に時に陶酔している、なんて人も少なくありません。

果たしてそれは健全な働き方と言えるのでしょうか?

お勤めしている人なら特に、今向き合っている仕事をする為にあなたは生まれてきたのですか?と問われれば、答えはノーだと思います。

人生を円滑に、豊かにする為の仕事が、いつの間にか仕事の為の人生になっていては、本末転倒とは言えないでしょうか。

どうしたら私たちもデンマーク人のようになれるの?

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日本では社会全体にプライベートよりも仕事第一な風潮が流れているため、一人で自分の周り全体を変える事はかなり難しい事だと重います。

もしチームの中で働いている人ならば、


  • 仕事をとにかく速く済ませる
  • 全体のモチベーションを上げて一人が全体を少しずつ変えていく

といった方法は可能でしょう。

フリーランスや営業職等、ある程度自分で仕事量をコントロール出来る人なら、もっと簡単です。

残業しなくても仕事を終わらせられる効率的な作業につとめ、個人に科せられる仕事量が異常に多いようであれば、転職を考える事だって一つの手です。

長きに渡って続けていくお仕事だから、ガス欠になって使い物にならなくなってしまったら先の人生真っ暗。まるで将棋の歩のような働き方は長続きしないでしょう。

そうならないためにも、今一度、私たちは日々何の為に働いているのか、自分にとって大切な物とは一体何であるのか、考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。

システムも国民性も全て日本とは違うデンマークの働き方を導入する事はとても容易ではありません。

しかし、彼らの仕事に対する考え方のエッセンスをちょっぴり抽出してマインドチェンジできれば、仕事はさらに効率的に、そしてプライベートの時間をもっと有効的に使う事が出来ると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

デンマーク人の生活、聞いているだけでとっても羨ましくなってしまいますね。勤勉な私たちの気質で、おなじように働く事はなかなか難しいかもしれません。

ふと日常に休止点を置いて、働きすぎて大切な物を見失っては居ないだろうか?と自分に問いかけてみると、日々の中でおざなりになっていた本当に大切な存在に気づけますよ。

仕事に疲れてきたら、ひと呼吸置いてぜひこの記事を思い出してみて下さいね。

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