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その疲れと冷えは甲状腺が原因かも!潜在性甲状腺機能低下症の原因、症状、治療法

疲れ

「いくら寝ても疲れが取れない」

「体が常に冷えている」

「無気力で元気が出ない」

という悩みを抱えていませんか?

これらの症状はもしかすると甲状腺機能の低下が原因かもしれません。

実は潜在性甲状腺機能低下症といって甲状腺ホルモンの値が正常値でも甲状腺に問題があるケースが存在します。

今回は、私の体験談を元に潜在性甲状腺機能低下症の症状や原因、治療法についてお伝えします。

代謝の要!甲状腺はとっても重要な臓器だった!

「甲状腺」って聞いてもどんな所にあって、どんな働きをしているのかピンとこないですよね。

甲状腺はあまりメジャーな臓器ではありませんが、実は全身の健康を維持するためになくてはならない、非常に重要な働きをしているんですよ。

甲状腺はどこにあるの?

WS001658

引用:http://cancerinfo.tri-kobe.org/

甲状腺は肝臓や腎臓のように腹部にあるわけではありません。

甲状腺は首の中央あたり、ちょうど喉仏の下に存在します。

3~5cm程度と小さく、蝶々が羽を広げたような形をしています。

甲状腺のどんな働きをしているの?

甲状腺は、ホルモンを作る臓器です。

甲状腺が合成するホルモンは「甲状腺ホルモン」と呼ばれており、海藻類に多く含まれているヨウ素を元に作られています。

実はこの甲状腺ホルモンこそ、健康に重要な働きを持っているのです。

甲状腺ホルモンが不足しても過剰に分泌されても、様々な健康トラブルを引き起こすようになるんですよ。

代謝促進に欠かせない!甲状腺ホルモンの機能

それでは一体、甲状腺ホルモンはどのような機能を持っているのでしょうか?

ポイントは「代謝」です。

甲状腺ホルモンは細胞を活性化させて正常に機能させるために、なくてはならないホルモンです。

健康だけではなく、生命を維持するために不可欠な物質と言えるでしょう。

甲状腺ホルモンの種類

甲状腺ホルモンは

  • サイロキシン(T4)
  • トリヨードサイロニン(T3)

の2種類が存在します。

甲状腺ではT4が主に合成され、血液中に多く存在するのはT4となります。

T4は肝臓においてより活性の高いT3に変換されます。

そのため、甲状腺の働きを確認するためには、主にT4の値が検査されます。

甲状腺ホルモンの働き

  • 体温を維持する
  • 運動を行う
  • 疲労を回復する
  • 古い細胞から新しい細胞に生まれ変わる
  • やる気を起こす
  • コレステロールを処理する

これらの事は、人が人らしく生きるためには欠かせない活動ですよね。

実はこれらの活動は全て糖質や脂質、タンパク質などの代謝によって支えられています。

甲状腺ホルモンは、代謝を活性化させ促進するという役割を担っています。

つまり、甲状腺ホルモンが機能しなくなったら、代謝でエネルギーを作り出させなくなり、細胞が正常に働かなくなってしまうのです。

甲状腺ホルモンが働くメカニズム

甲状腺は単独で働いて甲状腺ホルモンを合成している訳ではありません。

甲状腺は、脳に存在する下垂体という部分と連携しており、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)が作用する事で甲状腺ホルモンを分泌します。

さらに甲状腺ホルモンが過剰になると下垂体に作用してTSHの分泌量を抑制します。

つまり、甲状腺ホルモンとTSHはお互いに作用し合う事で、お互いの分泌量を調整しているのです。

潜在性甲状腺機能低下症ってどんな病気?

のど

甲状腺の機能の低下は、健康にとって大きなダメージとなる事が分かりましたよね。

実は明らかな甲状腺ホルモンの異常が見られないのに、甲状腺機能が低下している事があります。

この状態を「潜在性甲状腺機能低下症」と呼びます。

潜在性甲状腺機能低下症は見過ごされる事が多く、原因不明の体調不良の悪因となっているんですよ。

潜在性甲状腺機能低下症の診断

血液中に存在する甲状腺ホルモンは「FT4」や「FT3」といった形で測定されますが、潜在性甲状腺機能低下症では、FT4とFT3は正常範囲内となります。

では、どのようにして診断するのでしょうか?

その答えは「TSH」です。

潜在性甲状腺機能低下症では、TSHの値が正常値よりも高くなります。

TSHは甲状腺ホルモンの分泌を促す物質だと前述しましたよね。

つまり、TSHがたくさ出ているという事は、甲状腺の機能が低下していて通常よりもたくさん刺激しないと甲状腺ホルモンがきちんと分泌できないという事なのです。

TSHの正常値は0.35~3.73μU/mlですので、この値よりも高くなると潜在性甲状腺低下症と診断されます。

潜在性甲状腺機能低下症の原因

潜在性甲状腺機能低下症の原因は、甲状腺機能低下症の原因と同じです。

原因のほとんどは、免疫細胞が甲状腺を攻撃して甲状腺に炎症を起こしてしまう「橋本病」です。

その他にも、

  • 加齢
  • 原因不明の甲状腺の炎症
  • ヨウ素を含む食材の食べすぎ
  • 喉の手術や放射線治療
  • 喉の腫瘍
  • 卵管造影検査

などが原因として挙げられます。

特に不妊治療をしている方は、卵管造影検査は盲点となりやすいので、注意してください。

食べる物にも注意!

海藻

私もそうでしたが、健康のために良かれと思って食べていた食品が潜在性甲状腺低下症を悪化させる場合があります。

甲状腺ホルモンはヨウ素から合成されますが、実はヨウ素を多く含む食品を食べすぎると、甲状腺の機能が低下してしまうのです。

また、食品の中には甲状腺の機能を阻害する成分が含まれる物もあるため注意が必要です。

要注意の食品は、

  • 海藻類
    (昆布、ワカメ、ひじき、海苔など)
  • ヨード卵
  • イソジン
  • 豆乳
    (発酵していない大豆製品)

海藻類は有名ですが、豆乳はあまり知られていないので、飲み過ぎないように注意しましょう。

また、イソジンなどのうがい薬にはヨウ素がたくさん含まれているため、イソジンによるうがいのし過ぎにも気をつけてくださいね。

潜在性甲状腺機能低下症の治療

潜在性甲状腺機能低下症の治療は、TSHの数値と患者の状況によって変わってきます。

治療が必要なケース

治療が必要とされる方は、

  • 妊婦または妊娠を希望している女性
  • TSHの値が10μU/ml以上の場合
  • 高血圧、脂質異常症、糖尿病の持病を持っている方
  • 自覚症状がある方

となります。

潜在性甲状腺機能低下症では、不妊や胎児の知能レベルの低下リスクが高くなります。

また、潜在性甲状腺機能低下症では動脈硬化が進行しやすいため、メタボリックシンドロームの方は治療が推奨されています。

治療方法

上記の治療が必要なケースに当てはまらない方は、経過観察となり、半年に1回TSHや甲状腺ホルモンの測定や超音波による甲状腺の検査が行われます。

一方で治療が必要な方は、チラーヂンと呼ばれる薬剤による治療が基本となります。

チラーヂンは甲状腺ホルモンを補う薬です。

潜在性甲状腺機能低下症に症状がないというのは嘘!?

ハテナ

よくネットで検索すると

「潜在性甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの値は正常なので自覚症状はない」

という文言を目にします。

では、本当に潜在性甲状腺機能低下症では症状は出ないのでしょうか?

潜在性甲状腺機能低下症でも症状が出る

答えは、です。

潜在性甲状腺機能低下症でも自覚症状は出ますし、自覚症状がある場合は治療の対象にもなります。

実際に私はたくさんの症状に悩まされ、甲状腺の専門病院でも潜在性甲状腺機能低下症が原因だと診断されて、ホルモン補充治療を行っています。

チェックしよう!潜在性甲状腺機能低下症の症状

医者チェック

では一体、潜在性甲状腺機能低下症ではどのような症状が出るのでしょうか?

以下に当てはまる項目はないかチェックしてみましょう。

  • 体重が増加する
  • 体が冷える
  • 無気力になる
  • 疲れが取れず常に重くだるい
  • いくら寝ても眠い
  • 皮膚が乾燥する
  • 息切れがする
  • 体がむくむ
  • 便秘気味

私の場合、これらの全てが該当し、日常生活にも支障をきたしていました。

さらに顕著だったのが、体重の増加です。

食事量は同じなのに急激に太りだし、1年でなんと10kg以上増量しました。

潜在性甲状腺機能低下症を放置したらどうなる?

では自覚症状がなければ潜在性甲状腺機能低下症は放置していても良いのでしょうか?

実は、潜在性甲状腺機能低下症は様々な病気のリスクを高める事が分かっています。

  • 不妊症の原因になる
  • 胎児の知能障害リスクを高める
  • 高コレステロール血症を招く
  • 動脈硬化を進行させる
  • 狭心症や心筋梗塞のリスクを高める
  • 認知障害のリスクを高める
  • 甲状腺機能低下症に進行する

上記の事は、研究によって明らかになっている事です。

これを見て分かる通り、治療に至らなくても放置せずしっかりと経過観察する事はとても大切なのです。

まとめ

私の場合、不妊治療の一貫でTSHの値を測定した事が、病気の発見に繋がりました。

冷えや疲労感などとても辛い自覚症状に悩まされていましたが、どこの病院でも異常がないと言われて本当にしんどかったです。

実際に、潜在性甲状腺機能低下症を発見できずに自覚症状に苦しんでいる方は、非常に多いと考えられています。

もし、今回お伝えした内容に心当たりがあるのであれば、一度甲状腺専門の病院を受診してみる事をおすすめします。

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